『将来的に子育てがしやすい在宅勤務をしたい』
『企業薬剤師として転職したい』
とお考えの方薬剤師さん必見です。転職・人材業界に知見のある筆者が、2024年の最新リモート動向、リモート転職を成功させるここだけのポイントまで解説しまのでご活用ください。
薬剤師のリモートワーク事情・2024年
企業では安定的にリモートワークが実施
一般的な企業ではCOVID収束後、リモート勤務から出社への回帰が進んでいますが、薬剤師さんの働きやすさに配慮した薬剤系の企業は2024年現在もリモートワークが可能です。今後も大きく変化することはないでしょう。
企業薬剤師では下記の職種で在宅勤務が可能です。
リモートしやすい職種
- CRA(治験開発モニター)
- 品質保証・品質管理
- DI業務、データベース作成
- カスタマーサポート
- 化粧品メーカー、ベンチャー企業
未経験で転職できるのか?という点に関しては、20,30代であれば未経験で企業系職種に転職可能です。それ以降ですと経験者としての採用になります。
オンライン服薬指導が浸透!!
ご存知の通り、国が掲げる「薬局DX」の流れからオンライン服薬指導が進んでいます。ポイントは、薬局外からの服薬指導が解禁されたので、自宅・在宅での業務が許可されている薬局もあります。
多くの薬局で現在オンライン服薬指導の体制を整えている最中ですが、「知見がない」とお困りの薬局も多いようで、オンライン服薬指導の経験・スキルは市場価値アップにも繋がります。
リモートワークはライフワークバランスを調整しやすくなるだけではなく、新たなスキル形成の機会や人間関係の悩みの軽減にもつながる可能性があります。リモート環境を転職の軸にすることは十分に意義があるかと思います。
続いて、リモート転職のポイントとおすすめサイトを紹介します。
薬剤師リモート転職のポイント
人気求人なのでスピード勝負
薬剤師のリモート求人は当然人気ですので、応募と同時にすぐ埋まることもあります。 また下記の項目に気をつけましょう。
リモート転職で避けるべきこと
- 1つの転職サイトしか使わない
- ネット上のみで求人を探してしまう
- 選考対策が甘い
求人と優秀なCAとの出会いの確率を高める
通常の転職でれば1つの転職サイトで十分かもしれませんが、リモート求人は希少なのでその分登録サイトを増やし、求人との出会いの母数を増やす数の担保が第一に重要です。
また、人気求人は一般に公開される前に、すでにキャリアアドバイザーとやり取りのある求職者の間で水面下に選考が進むことがほとんどです。公開されている求人は「このような求人ありますよ」といったアピールの意味合いもあり、既に募集も終えていることもあります。
最後にリモート求人は倍率が高いので、選考対策を上手くできるかが差別化要素になります。面接で聞かれる質問内容をCAから共有されるか否かで大きく変わりますよね。
リモート転職のポイント
- 転職サイトは複数併用
- 求人が被ることもあるが、そのサイト特有の独占リモート求人があり - CAに要望をしっかり伝える
- 募集開始直後の非公開求人をすぐに紹介してもらえる - 選考対策を入念に
- 面接で見られている点や質問内容を事前確認
これだけ聞くと難しそうと感じるかもしれませんが、薬剤師不足かつオンラインで働ける環境は増加しているので、上記を守ればリモート転職は十分に可能です。
さらに転職サイト選びも正しい知識とともに使い分けると効率的に進みまます。
主要3サイトを比較
まず薬剤師のリモート転職で厳選したおすすめの3社を比較していきます
TOP3
- 1位. ファルマスタッフ ... 親身なサポートで未経験転職に強い
- 2位. 薬キャリ ... 複数の薬剤師転職エージェントを中に内包
- 3位. DODA ... 薬剤師歓迎のリモート求人多数 (非薬剤師資格)
それぞれ強み・弱みがあり
リモート求人とそれに必要なサポートと合わせると、総合評価ではファルマスタッフが1位です。しかし、薬キャリとDODAにも併用するメリットがありますので、実際の求人とともに解説していきます。
また各社、非公開求人がありますのでCAに問い合わせてみましょう。
1.ファルマスタッフ
ファルマスタッフの特徴・口コミ
ファルマスタッフは20・30代の正社員転職や40代のマネージャーポジションの求人に特に力を入れています。
業界で最もキャリアアドバイザーの面倒見やサポートが良いと口コミされています。 「他社ではマッチする求人がなく諦めてきていたところファルマで決まった」という声もよく聞き、 サポート力が強いので未経験転職への実績が豊富です。
日本調剤が運営しているのでオンライン服薬指導に積極的な調剤薬局の取扱や、CRA(治験コーティネーター),品質管理など職種でリモートワーク可能な求人の取り扱いがあります。
求人例
他社さんでは「条件に合う求人はありません」で終わってしまいますが、ファルマさんでは新規求人が入ったら優先的に紹介していただけたり、条件に近い働き方が柔軟な職場などを紹介していただけます。
ファルマスタッフが向いている方
- 未経験で企業へ転職したい
- 年収600万以上のハイクラス狙い
- CRA,品質管理,オンライン服薬指導に興味のある方
- 履歴書添削や面談対策をしっかりしてほしい
\親身で粘り強い/
2.薬キャリ
薬キャリの特徴・口コミ
薬キャリはM3が運営するだけあり、業界最大級の求人数を誇ります。特徴としてはプラットフォーム型の転職サイトなので、薬キャリエージェント以外にも、その他の薬剤師エージェントの求人が入っている点です。
そして薬キャリ内の中では、「アポプラスキャリア」というエージェントがリモートワーク可能な企業求人を保有しています。 アポプラスキャリではパートでのメディカルライターを募集していたりもします。
薬キャリでの良い口コミは「求人数が本当に多い」などが挙げられ、悪い口コミとしては「電話とメールのやり取りが基本」「急かされた」などがありました。
求人例
サポートの面ではファルマスタッフが優っている印象ですが、新規のリモート求人を狙ったり、ファルマとはやや種類の異なるリモート求人を見つけられるメリットがあります。
薬キャリが向いている方
- データベース作成、メディカルライティングなどに興味がある
- 求人数を補完したい
- 電話・メールでのやり取り希望
- 正社員・パート両方OK
\新規リモート求人を見逃すな/
3.DODA
DODAの特徴・口コミ
DODAは人材業界最大の求人数なのでリモート求人は豊富です。しかし、調剤薬局系の求人が上の2社と比べないのと、キャリアアドバイザーが薬剤師を専門にみてきてわけではないというデメリットがあります。
ですが、総合転職サイトなので薬剤師資格は必須ではないものの、薬剤師・製薬関係のバッググラウドを持った方を歓迎するリモート求人が多数あります。
求人例
ニッチな業務など思いもよらない求人との出会いは多いでしょう。総合転職サイトに薬剤師系の求人があっても募集が少なく競争率は少ない可能性もあります。選考で周りと差別化したい方にもおすすめです。
DODAが向いている方
- 薬剤師転職サイトでマッチする求人がなかった方
- 薬剤師資格を使わなくともok、幅広い視点でジョブチェンジしたい方
\周りと差別化するなら/
薬剤師のリモート転職 まとめ
形式上ランキングをつけましたがこの3社にあまり優越がなく、リモートを希望する薬剤師さんのキャリアの志向性次第といった具体です。上記の2,3社を組み合わせて、比較しながら利用してみてください。
今現在はマッチするリモート求人がなくとも、数ヶ月後に募集が開始され紹介されることもあります。
リモート転職は、求職者の能力以前にタイミングといったご縁の要素も少なからずあるかと感じますので、早めにキャリアアドバイザーに希望を伝えて、タイミングを待つというスタンスをお勧めします。
\迷ったらファルマ/
最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事の筆者
某スカウト型エージェントでヘッドハンティングを2年以上経験。薬剤師さんにHRの知見を伝えたい。